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2018年9月20日
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早い者勝ち?積極的なシニア採用が人材獲得競争に終止符を打つ可能性
こんにちは。アルバイト・パート採用お悩み相談室です。
今回は、一向に進まないシニア層の人材活用について。

雇用対策法が改正されて、公式には求職者の年齢で応募を制限したり、
選考をしてはならないとされています。ですが、現実問題としては
シニア層が20代の若手人材と同様に活躍の場があるとは言えません。

この原因は「健康面の不安」「年上だと指示を出しづらい」
「素直に言うことを聞かなそう」など意見が様々あるようですが、
総じて採用する側の「なんとなく」という心理的な部分が
大きいようです。確かに、自分の親世代をスタッフとして
使うのは、口でいうほど簡単ではないでしょう。

ところが、実際にシニア層を積極的に採用している企業では、
「若年層より勤務態度が良い」「仕事に対する責任感が強い」
など、ポジティブな影響が大きいという意見があります。

これは、若年層に比べて働き口が限られている現実があるのと、
社会とつながっていたいという心理や、長く仕事をしてきた
経験から相手の立場で言動・行動ができることが可能性として
挙げられます。

さらに考察を深めてみると、日本には目上を敬う儒教的道徳心が
まだ文化として残っており、「年上を使う」ということに
抵抗感がある反面、敬老の意識からイキイキと活躍している
シニアを見ると好印象を抱く心理が働くという、ある意味
相反する心理があるとも考えられます。

事実、シニア層を積極的に採用している、ある小売企業は
来店した顧客が店内でシニアが働いている姿に好印象を抱き、
リピート率が向上。業績アップにつながったそうです。
BtoCの業態には特に効果が顕著かもしれません。
(許可をとっていないので名前は控えますが、ネット検索を
すれば「ある小売企業」がどこか、すぐに出てきます)

つまり、たとえば面接で業務内容の詳細や指示の出し方などを
説明し、可能なら1日体験就業(もちろん報酬も出す)をしてみる。
すると、思っていたよりポジティブな結果が出る可能性が
高いということです。

多くの企業や店舗が及び腰の今だからこそ、募集広告でも大々的に
シニア採用をアピールすることで、採用に関する人的・金銭的な
コストを大幅に抑え、モチベーションと定着率の高い人材を
確保できるはずです。

難しい採用環境だからこそ、真剣に検討する価値があると思います。